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燕岳に登る

ファイル 141-1.jpg 3週間前の興奮(剱岳早月尾根)も未だ覚めないうちに、10月19~20日に燕岳(つばくろだけ 2,763m)へ行ってきた。台風の影響で決行日を決めかねていたことはさておいて、台風一過の快晴を思い描いていたのは大きな間違いだった。
 前夜出発で、登山口近くで仮眠をとることが最近のスタイルだ。無理をすれば私の体力でも日帰りは可能だが、せっかく4時間以上のドライブと高速料金を払って出向いて行くのに、全国泊まってみたい山小屋No.1といわれているあの燕山荘(えんざんそう)に泊まらないのはどうかしている。
 朝8:00に中房温泉を出発。今にも降り出しそうな空を見上げながら、樹林帯の急峻な尾根を登っていく。40~50分おきにベンチが置かれていたり、残りの距離が表示してあったり、登山道も綺麗に整備されている。12:00合戦小屋に着く頃にはガスに覆われいやな雰囲気になりつつも、14:30燕山荘までは持ちこたえた。前々日に降った雪は登攀を著しく妨げることはないにしても、注意が必要だ。アイゼンは要らない。ザックを小屋に預け、燕岳を往復する頃に薄陽が射し、暫しガスが途切れた。疲れ切った身体と憂鬱な雰囲気を一変してくれた。燕岳は、北アルプスの女王といわれ、花崗岩でできた独特の山体と、奇岩や巨石が多くの登山者を魅了している。
 翌20日は朝日どころか夜半からの雨でとうてい撮影はできない。カメラを厳重にしまい、スリップしないように慎重に下山したまでだ。
 それにしても1ヶ月以内に北アルプス三大急登を2つもやるなんて、腰痛持ちの私もまだまだ頑張れる。