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山小屋ライブ

ファイル 160-1.jpg 大日連山縦走でお世話になった"ランプの小屋"といわれる山小屋、大日小屋。なんでもギタークラフトマンが経営する小屋で、夕食後にはミニライブが行われるとのことも。運が良ければ、プロギタリストが演奏することもあるらしい。大きな期待と小さな願望を持って訪れた。すごく雰囲気のいい小屋に違いない。
 しかし、現実は違った。確かに食堂壁面にはポジションインレイがないドレッドノートみたいで独特のヘッドを持つアコギが1本掛かっているが、受付や食堂の壁に貼られている案内にはイベントを醸し出すようなコピーはなく、夕食が済んでも始まる予感もなく気配も感じられない。それとなく近くの宿泊者に話題を振ったところ、ようやくスタッフに伝わり「食事の片付けが粗方終わる頃に弾きましょう。」と相成った次第だ。
ファイル 160-2.jpg はじめに、奏者自身が前座といいながらディジュリドゥという世界最古の管楽器の演奏があった。ディジュリドゥとは、オーストラリアの先住民アボリジニの楽器で、詳しく説明があった。もともとはシロアリに食べられて筒状になったユーカリの木から作られ、太さや長さなどは決まっていないらしい。演奏方法は、金管楽器のトロンボーンやトランペットのように管の一端に口を当てて唇の振動やしゃべって音を出す。鼻で吸い口で吐くという循環呼吸が使われ、このときも7分以上も音を出し続けていた。
 で、肝心のギター演奏は、私の期待を大きく裏切る"弾き語り"で、かなり古い曲とオリジナルなど3曲ほどを"歌って"いた。しかしギターそのもののサウンドは、クッキリとした輪郭で、クリヤーな響きはとても素晴らしい。不快な低音がないのは気圧のせいではないだろう。大変高価なことを言っていたのに、無造作に置いておいていいのだろうか?もっとも持って帰ろうにも少々やっかいな代物だし、登山者には音楽やる人がめったにいないのだろう。
 勝手なことを言えば岡崎倫典や押尾コータローばりのインストゥルメンタルとは言わないが、いわゆる"プレイ"が見たかった。