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幻の間人ガニ!

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 幻の間人(タイザ)ガニを食べた。
 休日の午前中に京丹後市へ向け出発し、ついでにそこら辺りを見て回ろうという作戦だ。あまり話題にするほどのスポットもなく、せいぜい「立岩」とこの地の地名に由来する海岸に建つ「間人皇后・聖徳太子母子像(ハシウドコウゴウ・ショウトクタイシボシゾウ)」程度だろうか・・。もちろん琴引浜や経ヶ岬も素晴らしいが時季的につらい。
 お宿に到着き受付が済むと、活きたままのカニを直接見ながら、どのように料理するのか料理長から説明を受ける。この儀式がカニ好きにはたまらない。間人ガニの証である緑のタグがしっかりと第1歩脚(親指)に締められ、時折私たちを威嚇するような動きをする。勝負は後程。
 時刻になり部屋に案内されると、生のまま捌かれた奴らが居た。飲み物などをチョイスして待っていると、残る1匹が真っ赤に茹でられて運ばれてきた。此所のそれは越前のものとどれだけ違うのだろう?山陰のものとは味が違うのだろうか?
 一般的に茹でガニは、塩味だけで茹でるという単純な行程なので、ごまかしがきかないとも言われている。つまり、活け〆をして茹で釜に入れるだけなのだが、カニの大きさ、時期、その他いろいろな状況によって塩加減と茹で時間が違い、その判断は長年の経験と知識がないと最高の味を引き出せないらしい。無論これらのことは100%お宿にお任せなので、初めて訪れるお店では当たり外れもあるだろう。
 茹でだちアツアツを十分に堪能し、3~4脚を生のまま刺身で頂いた。刺身はおとなしいほのかな甘みで絶賛されているが、私にはそれほど魅力を感じな。むしろ茹でガニを食べ続けるためにちょっと口直しをすると言ったところに過ぎない。
 かなりお腹も満たされてきたが、まだ芳ばしい焼きガニとカニ鍋と雑炊がある。お宿には申し訳ないが、野菜とご飯は残すことにした。最初に出された八寸も魚の刺身もほとんど手を付けていない。やはり私にはこの手のメニューを完食することが難しいようだ。なんたってここ10年ぐらいはやっつけたことがない。
 間人ガニは漁獲高が不安定とのことだが、この度は良いカニに恵まれたことはラッキーだった。